ドイツに駐在がきまったら やることリスト・持ち物リスト 【2025年版】

ドイツに駐在する内示が出たら、まず何から始めるべきでしょうか。駐在前に必ずしておかなければいけないことは?何をもっていくべき?いろいろな疑問や不安があるかと思います。今回は駐在前にしておくべきリストと、ドイツに持ってくるべき持ち物リストを公開します。

駐在前に必ずやっておくべきこと 健康管理編

①健康診断 

日本企業にお勤めの方で海外に仕事で6か月以上滞在される方は、渡航前に健康診断を受けることが労働安全衛生法で義務付けられています。

ドイツでは人間ドックが普及していません。駐在初期は病院の予約なども慣れないでしょうし、民間保険の加入に健康診断に結果を求められることもあります。日本にいるうちに必ず健康診断を受けるようにしてください。また、いつも服用している薬の成分が英語もしくはドイツ語で書かれているものを準備しておくと安心です。   

②歯の治療 

ドイツでは歯の治療が大変高額です。歯の追加保険にドイツで加入するという手もありますが、言葉の問題などもありますので、できれば日本で検診、治療を済ませておいてください。 

③予防接種 ドイツは大変衛生的な国ですので、日本で一般的な予防接種を受けていれば問題ありません。しかし、接種済みであるかを確認しておいた方がいい予防接種がいくつかあります。 

   

-麻疹(Masern) ドイツでは義務化されている予防接種です。特にお子さんは麻疹の予防接種を受けていないと、幼稚園や学校に通うことができません。接種している証明を英語かドイツ語で必ず取るようにしてください。母子手帳に英語で表記されているようでしたら、それで受け付けてくれることもあります。英語表記がない場合は、小児科などに頼むと英文で証明書を発行してくれます。             

                   

- 破傷風(Tetanus) ドイツはお犬様大国です。多くの犬は大変きちんとしつけされていますが、何があるかわかりません。思わぬ場面で犬にかまれたり、けがをしたりするかもしれません。10年ごとにブースター接種をすることが推奨されています。狂犬病に関しては、犬の飼い主に対して接種させる義務がありますので、心配いりません。  

 

-ダニ媒介脳炎(FSME – Frühsommer-Meningoenzephalitis)

ドイツ(特に南ドイツ)にはZeckeと呼ばれるマダニの一種がいます。都市部で生活する分には神経質になる必要はありませんが、キャンプやアウトドアが好きで、この機会に南アルプスなどにハイキングに行きたいと考えている人は、念のため接種しておいたほうがいいかもしれません。日本にはない種類の予防接種ですので、ドイツ入国後に家庭医(Hausarzt)を探し、相談してみましょう。

なお、日本では海外渡航専門のクリニックにご相談ください。接種をされた場合は、その証明書も発行してもらうようにしましょう。

④持病薬

もし処方薬を服用している場合は、日本のお医者さんにお願いして数ヶ月分少し多めに処方してもらって持参するほうが良いでしょう。また、風邪薬など普段よく服用している薬についても同様です。ビタミン剤含めて日本のご家族やご友人から送ってもらうことは、通関上できませんので、ご注意ください。

お断り:医療情報等については、あくまで参考情報となります。正確な情報に関してご自身で各医療機関などにお問い合わせいただき、ご判断いただきますようお願いいたします。

駐在前に必ずやっておくべきこと 手続き編

① 日本の住民票  

1年以上のドイツ駐在なら、海外転出届を出すと住民税が発生しなくなり、また国民健康保険の加入義務がなくなります。帰国後の年金受給に影響がないか、日本の年金機構に確認しておきましょう。 

②郵便物、荷物の転送手続き

必要書類を家族に受け取ってもらうため、郵便転送サービスを利用しましょう。 

③戸籍謄本 

特に家族帯同で駐在される方は、ビザの申請や住民登録などに戸籍謄本の翻訳が必要になることがあります。アポスティーユをつけ、認証翻訳家にドイツ語翻訳してもらいましょう。事前にビザを取らない場合は、ドイツに入国してから日本大使館、領事館でドイツ語の出生証明、婚姻証明を発行してもらうことも可能です。戸籍を認証翻訳するより、日本大使館、領事館で証明書を発行してもらったほうが、料金は格安です。    

④パスポート 

有効期限が1年を切っている場合や査証欄の余白ページが少なくなっている場合は、パスポートを更新してから渡航されることをお勧めします。ドイツの日本大使館で更新手続きをする場合、2025年3月24日より、日本国内の国立印刷局で集中作成されることから、申請後の審査終了から4週間前後の日数を要するようになります。入国直前直後はビザの申請も必要になりますから、あらかじめ更新しておいたほうがスムーズです。 

⑤Wiseの登録   

日本にいる間からWise(ワイズ)というマネートランスファーに登録しておくことをお勧めします。Wiseは日本にいながらヨーロッパのIBAN(アイバン・銀行の口座番号)が発行されるので、住居の敷金や1か月目の家賃の送金が安い手数料で行えます。また、日本円口座とユーロ口座を1つのアプリで管理できますので、当初に必要な資金をあらかじめレートのいい時に換金しておくと便利です。Wiseはドイツをはじめ、EU内の銀行口座に振り込み手数料なしで振り込みができるだけでなく、物理的なカードを事前に申し込んでおくこともできます。物理的なカードがあれば、日々のスーパーなどの買い物も支払い可能です。給与の受け取りなどはDEで始まるドイツの銀行のIBANが必要になりますが、それまでのつなぎや日本、ヨーロッパ間の送金には大変便利ですので、日本にいるうちから登録しておきましょう。

ドイツ駐在に持っていくと便利なもの

①SIMフリー携帯  

もちろんドイツでもSIMフリーの携帯電話が購入可能ですが、システム言語に日本語が含まれていないことがあります。日本で購入し、使い慣れたSIMフリー携帯をもってきて、こちらでSIMカードを入れ替えて使うようにしましょう。2025年3月現在ドイツではeSIMのシステムがあまり普及していません。購入時に困ることがありますので、SIMカードを挿入するタイプの携帯電話を持ってきましょう。  

②服 

特に背があまり高くない方に当てはまりますが、ドイツ人は日本人に比べてかなり大柄です。男性でも女性でも小柄な方は、こちらで洋服の購入に困るかもしれません。当てはまる方はできるだけ日本から持参しましょう。ドイツにもユニクロや無印良品があり、日本の服も購入可能ですが、こちらに合ったサイズ表記になっていますので、ドイツで購入する場合は、ワンサイズかツーサイズ小さいものを購入してください。  

③日本食 

最近は普通のドイツのスーパーでも醤油や日本のインスタントラーメンなどが買えるようになってきました。種類がとても少ないのはドイツですので仕方ないのでしょう。都市部にはアジアスーパーがあり、中国やタイの調味料や食品がたくさん売られています。また、大きなアジアスーパーには日本や韓国のものもある程度あります。

しかし、ドイツにはいわゆるお惣菜的なものはほとんどありません。仕事や学校で疲れて帰ってきても、さっとあまり調理せずに食べられるものが冷凍のピザくらいしかないのです。そこで、日本からフリーズドドライのインスタント食品やレトルト食品などを持参していると、ご飯だけ炊いて、手軽に済ませることもできます。パスタのソースなどはイタリアのメーカーなどのものがスーパーで安価に手に入りますが、あまりバリエーションがないので飽きてきます。そこで日本のいろいろなパスタソースなどがあれば、簡単に日本の味が楽しめます。ドイツに限らず、海外赴任中は何かと慣れない環境でストレスがたまるものです。メンタルケアにも日本食は大事なのではないでしょうか。

ただし、ドイツへの持ち込みが禁止されている食品には気をつけましょう。

    

ドイツ駐在にあたり、事前に準備しておくべきことや持っていくとよいアイテムなどをご紹介させていただきました。駐在が決まってから事前にしっかりとした準備を行うことで、ドイツでの新しい生活がスムーズにスタートできるでしょう。

弊社では赴任前セミナーをオンラインにてご提供しております。ご興味のある人事担当者様はこちらからご連絡ください。