ドイツ永住権を最短取得!必要書類・ビザ別のポイントと取得のコツ
ドイツに移住する!と決めた日から、目指すものはこちら、永住権です。そうはいっても毎日がなにかとサバイバルな海外生活。移住当初はなかなか5年後10年後のことは考えられないものです。ドイツ永住権への道のりは長く遠い・・・ものなのでしょうか?

ドイツで取得できる永住権2種類 : Niederlassungserlaubnis(ドイツ無期限居住許可)と Erlaubnis zum Daueraufenthalt-EU(EU長期居住権)の違いは?
①Niederlassungserlaubnis(ドイツ無期限居住許可)
ドイツ国内での無期限の居住許可です。
特定の雇用やビザの更新に縛られず、自由に働くことができます。
ドイツ国外に出て6か月以上たつと失効してしまいますので要注意!
ドイツ国内でのみ有効で、他のEU加盟国での居住・労働は許可されていません。
ドイツ語能力(B1レベル)や年金保険への加入期間60か月が要件となります。
② Erlaubnis zum Daueraufenthalt-EU(EU長期居住権)
EU指令(2003/109/EC)に基づく長期居住許可です。
ドイツだけでなく、他のEU加盟国でも特定の条件下で居住することが可能になり(デンマークやアイルランドを除く)、国によっては就労が許可されることもあります。
ドイツ国内で通常5年以上滞在しており、安定した収入や年金保険加入が60か月以上ある場合に申請可能です。
EU加盟国間での移動が容易になるため、ドイツに限らずEU全域での活動を検討している場合に有利です。EU加盟国外に12か月滞在すると失効します。
ビザ別に見る永住権取得年数|ビザの種類ごとで取得までの最低年数が異なる?
ドイツで永住権を取得と一口に言っても、現在持っているビザの種類によって、永住権取得までの必要年数が違ってきます。以下に代表的なビザの種類と永住権取得までの必要年数をまとめました。
配偶者ビザ / 3年(配偶者か自分の給与明細など財力証明、ドイツ語能力B1以上の語学証明。配偶者と同一住所に住民登録があること)ただし、配偶者の給与明細で財力証明を末場合は、EU長期居住権は発行されない場合があるので、各移民局にお問い合わせください。
フリーランスや自営業 / 5年(法定年金保険に60か月以上加入していることや、それ相当の民間年金保険に加入していること、安定した経済状況を証明するため、税理士からPrüfungsberichtと呼ばれる5年分の書類を提出)
被雇用者 / 5年(法定年金に60か月以上加入している証明と、直近の給与明細、ドイツ語B1以上の語学証明)
ブルーカード / 27か月(ブルーカードで27か月間就労し、その間に法定年金もしくは相当の民間年金保険に加入していた証明、ドイツ語A1の証明) もしくは 21か月(ブルーカードで21か月就労し、その間に法定年金、もしくは相当の民間年金保険に加入していた証明、ドイツ語B1レベルの証明)

ドイツ永住権取得へ向けての重要ポイント|やっぱり語学が重要という事実
上記のように法的要件を満たすことは最重要事項ですが、ドイツ社会への統合を証明するための「統合コース(Integrationskurs)」修了が求められることもあります。ドイツに今後も長く住むため、基本的なドイツの歴史的背景や経済、政治について知っておくことも重要です。また、ドイツ語のレベルもB1が基本として定められていますが、ドイツ語能力は日常生活で問題なくコミュニケーションを取れるレベルまであったほうが、日常生活のみならす、永住権取得もスムーズでしょう。日本人は寡黙な優等生と言われますが、文法や読解はできてもスピーキングが弱い傾向にあります。移民局での面談ではドイツ語の資格だけではなく、日常生活がきちんと送れるかという観点でリスニングやスピーキングの能力も見ています。通訳を連れていき、全く本人が話さないとドイツ語能力に疑いをもたれることがあるので、面談時には積極的に質問などするようにしましょう。
永住権取得のプロセスは、基本的に3-5年(ブルーカード保持者で最短で21か月)時間がかかりますので、計画的な準備が求められます。安定した収入、語学力の向上、ドイツの基本的な法律の理解、社会への適応が鍵となります。また、不安があれば移民相談窓口や専門家の支援を受けることで、スムーズな申請が可能になります。専門の弁護士さんの紹介も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
*記事内では便宜上ビザという言葉を使っていますが、正式にはドイツ国内の移民局で申請するものは滞在許可となります。