ドイツで病気やけがをしたらどうしよう?
お久しぶりです、CC-Nipponです。新型コロナウイルスが流行してから既に4年が経過しました。弊社のスタッフでもその間にコロナやコロナ以外の病気にかかる人もいて、健康の重要性を痛感する今日この頃です。今日はドイツで病気や怪我をしたらどうするか、どのようにお医者さんにかかるのかについてお伝えしたいと思います。
健康保険が第一!
既にドイツに長期滞在されている方はご理解いただいていると思いますが、ドイツで長期滞在する場合健康保険が必須です。しかもドイツの場合は、国が認めた保険への加入が滞在許可(ビザ)取得の必須条件です。保険は法定健康保険(gesetzliche Krankenkasse)とプライベート健康保険(private Krankenkasse)に分けられており、それぞれに違いがあります。詳細の説明については今回は割愛しますが、医者にかかる場合は健康保険証を必ずお持ちください。また3ヶ月未満の短期出張や留学をされる方も必ず日本で旅行保険に加入しましょう。
まずはHausarzt(家庭医)へ相談を
ドイツで医者にかかる場合は、歯科や婦人科などを除いて最初にかかりつけのHausarzt(家庭医)を受診します。患者は家庭医が専門医の診療が必要と判断した場合、専門医診療を受診します。家庭医は予約なし診療が可能であったり、予約が前提であったりと様々です。また新患を受け付けていないところもコロナ後に増えたように思います。最近はどの業界も人手不足でホームページも更新されていないことがあるので、まずは診療時間や予約などについて電話で確認した方が無難でしょう。メールの場合は後回しにされることが多いので緊急時は避けた方が良いです。医療機関によってはdoctolibなどのホームページなどから予約を取れることもあります。また医師は英語ができる場合でも、受付のスタッフはドイツ語だけということはよくあります。自分の名前、生年月日、保険の種類などはドイツ語で伝えられるようにしておく必要があります。また、相手から何曜日の何時ごろは都合が良いか、X日のYY時から来られるかなどをドイツ語で聞かれます。
予約が取れたらいざ医者へ
どの医療機関であっても受診当日は余裕をもったスケジュールとすることをお勧めします。当日は仮に予約をして医者を訪問しても、待たされることは少なくありません。受付時に日本と同様の問診票を記載することがありますが、問診票は基本的にドイツ語のみの記載になります。
また、ご自身の症状を「ドイツ語」で具体的にメモをしたものを持参することをお勧めします。具体的には”どのような症状か、いつからか、これまで同じような症状を経験したことがあるか”です。箇条書きなどでいいので、Google翻訳などを活用して作成して持参してみてください。医者も聞き間違い、書き間違いが日本よりも多いように思います。仮に通訳の方に同行していただく場合であっても、このようなメモがある方が医師とのコミュニケーションがスムーズに進みます。
よいお医者さんの探し方
健康な時はあまり意識されないと思いますが、よいお医者さんを日頃から探しておくことも重要です。特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、何かとお医者さんのお世話になることも多いですよね。以下のような方法を組み合わせることで、よいお医者さん探しができるのではないでしょうか。
- 現地在住日本人や近隣住民の口コミ
- Google、Doctolib、Jemedaなどのインターネット上のレビュー
- 歯科検診や婦人科検診などを定期的に受診して、スタッフの反応を見る(保険でカバーされることも多いです)
- 予約時に電話ではなく医療機関を直接訪問して、受付の対応や雰囲気を確認する
いかがでしたか。慣れない海外で病気にかかるのは、日本にいる時以上に不安で心細いですよね。CC-Nipponでは医療機関への同行通訳なども対応していますので、何かあればお気軽にお問合せください。また、これからドイツに駐在や留学などで長期滞在される予定の方、滞在許可(ビザ)の申請には保険が必須です。弊社では保険加入サポートも行っておりますので、ご相談ください。